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報告書

個別読み出し型二次元中性子ガス検出器の開発; 中性子ビームによる動作試験と検出システムの構築

田中 浩基; 山岸 秀志; 中村 龍也; 曽山 和彦; 相澤 一也

JAERI-Research 2005-010, 16 Pages, 2005/04

JAERI-Research-2005-010.pdf:3.39MB

大強度パルス中性子源を用いた中性子散乱実験用次世代中性子検出器として個別読み出し型中性子ガス検出器の開発を行った。本検出システムでは分光器ごとに異なる要求性能(計数率,効率,n/$$gamma$$比,位置分解能,大面積化等)に対して検出素子を適切に選択することで柔軟に対応することが可能である。検出素子としてMWPCを用いた場合の本システムの中性子検出器基礎特性及び二次元イメージングの性能試験を行った。ガス条件を5atm 30% C$$_{2}$$H$$_{6}$$(0.26atm $$^{3}$$He)としたときにガスゲイン450で長時間安定に動作し、中性子ビームサイズを考慮した位置分解能は陰極及びバックストリップの方向で1.4, 1.6mm(FWHM)であった。また検出素子の有感領域内における検出効率の均一性は最適アンプ閾値において良好であることを確認した。

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